ファレノプシス・ビオラセア
画像はラン展で撮影したファレノプシス・ビオラセア(Phalaenopsis violacea)です。
胡蝶蘭のご先祖様ですね。
ランの愛好家の間では商業的に開発された交配種よりも原種のファレノプシスのほうが人気があるようです(私見ですが)。
ファレノプシス・ビオラセアを画像検索すると色のバリエーションが豊富です。
さらに花びら全体が同じ色の個体もありますしグラデーションがある個体もあります。
原種そのものに個体差がかなりあるわけです。
花に香りがあることでも有名です(The Violet Phalaenopsis has extremely fragrant.)。
ファレノプシスは花だけではなくワックスを引いたような光沢がある葉にも観賞価値があります。
この個体は葉に全くキズがなくすばらしい。実はプロの出品なのです。
原産地など
スマトラ、ボルネオ、マレーシア原産です。
標高150メートルくらいの土地に自生し高温多湿を好みます。ただし水はけがよい環境が適しています。
海外の情報によればプラ鉢で栽培するときは根の状態を観察できるように透明な鉢が推奨されているようです(The vase must be transparent to facilitate checks of the substrate and roots)。