パフィオ・フェイリアナム
画像はインドを原産とするパフィオの原種フェイリアナム(fairrieanum)です。
ネットで画像検索すると花の色や形には個体差があります。
リップに血管が浮き上がったような模様がはっきり見える個体もあります。
さらにアルバも流通しているようですね。
この株はかなり上品な姿で完成度が高いと思い購入してしまいました。
葉は淡緑色で細長く繊細な感じですが、それも雰囲気があって良いと思います。
なお蘭の収集家Fairrieが名前の由来になっているそうです。
自生地の環境
自生地はヒマラヤの標高1200から3000mにかけてだそうです。
以下は海外の情報のまとめです。
雨が多いけれども水はけがよい所に生育しているので他のパフィオと比べて根は長く伸びることはなく貧弱(this species has smaller root systems than many other Paphs. )。
水が豊富な環境に自生しているので乾燥には弱い(if the plants dry out completely, they die)ので注意が必要。
アルバっぽいやつ
この画像は12月のラン会で撮影したフェイリアナムです。一瞬アルバかと思ったのですがプロの説明によるとアルバではないようです。
確かに言われてみれば若干色素が残っているようにも見えます(ペタルの下の縁など)。
しかしいい花です!
インドの神秘を感じさせる銘品と言って良いのではないでしょうか?
光・温度・湿度
光を好むが直射日光は避ける(This orchid like bright sunshine without access to direct sunlight)。
最高気温と最低気温の差が3度になるように管理するのがベスト。
In summer: the day temperature at 20-22 ° C, and night temperature at 17-19 ° C
In winter: the day temperature at 20-23 ° C, and night temperature at 13-16 ° C
For successful cultivation at home, the night temperature of the content should always be 3 ° C lower than the daily one.
湿度は50から70パーセントで十分だが27度以上で管理する場合には少なくとも70パーセントは必要。
The humidity of 50-70% will be enough for normal growth and development of the plant.
However, at temperatures above 27 ° C, it is desirable to increase the air humidity to at least 70%